自然景観と登満別の電柱撤去。
2007.09.25
自然景観と登満別の電柱撤去。 2007.09.25
道立自然公園・野幌森林公園の「エゾマツコース」「カラマツコース」を利用しやすい登満別駐車場があります。
この駐車場から森に向かうと、写真のように右手に4本の電柱が立っています。少し考えてみると、自然公園の中心部での奇異な光景です。この電柱は、やや奥にある建物「休憩舎」(道路左手)とさらに奥にある「大麻高区配水池」に送電するためにあるようです。
「大麻高区配水池」への送電線は、先端の電柱から道路右側の地中に「直接埋設」されているようです。
現在、北海道電力は、「大麻高区配水池」への送電線が老朽化したことに伴う工事をしています。(10月中まで)
この工事は「配管埋設」であり、半永久的に使用できるものです。
当会は「中央道路閉鎖」(野幌基線)問題が進展してること(写真から先は歩道になる)、この森の自然景観の保全を考慮して、配管埋設にすることで「4本の電柱撤去」が望ましい、と考えています。
工事主体の北海道電力、道路管理者の江別市、公園管理者の北海道には「4本の電柱撤去」を申し入れました。
この申し入れは小さなことですが、永く続く自然景観の問題です。
● 経過報告
北海道電力は登満別駐車場側から4本目の電柱を撤去することは可能である、としていました。
4本の電柱の他にNTTの低い電柱が数本あります。
「大麻高区配水池」施設への電話回線のケーブル用です。
NTTの工事を行う業者から、4本目の電柱撤去に伴う工事の説明を受けましたので、 1本の電柱が撤去されることが確定しました。
残り3本の電柱が撤去されることは、自然景観の保全です。
北海道電力をはじめ、関係行政は電柱撤去に努めてほしいものです。 関係者の「今、ここ」での決断が、「小さな」景観を永く残すのです。