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活動報告の詳細
野幌自然公園の利用について
2012.09.25
◆9月25日、北海道開拓記念館総務部総務課の対応で
高橋はるみ北海道知事あての文書を提出しました。
以下は、提出文書の本文です。
さらに、このHPの「ウォークラリーについて」の文書も掲載しているので、お読みください。

◆北海道立自然公園野幌森林公園の利用対応について

 野幌森林公園の利用については、この公園が道立自然公園であること、自然観察を中心に、それにふさわしい形態にすること、野生動植物の保護に努めること、静的休養及び教化の場として散策、休養、鑑賞、思索、自然観察などの利用を図ることとなっています。公園利用計画にもそのようにうたわれています。
ところが、最近ウォークラリー、トレイルマラソン、ノルディック・ウォーキングといった、競技や運動を中心とした団体からの公園利用の届出が相次いでいます。
このことは、長年この森の保護及び利用に関する方針に沿った利用をしてまいりました環境団体としては大変憂慮するべき事態であると認識しています。
このようなことを踏まえ、去る9月9日の北海道ノルディック・フィットネス・ウオーキング協会主催の北海道フォーラムin野幌の状況をご報告させていただきます。
この日は、朝から猛烈な集中豪雨でしたが、約100名ほどの参加者(募集は200名)があり、10k・5k・3kの3コースにわかれてスタートし、それぞれのコースを歩きました。ストックをついている関係で傘をさすことはできません。同大会参加者はわき目もふらず、相当早いスピードで、文字通り「駆け抜けた」と言う表現がぴったりの歩きでした。
幸い天候の関係で、一般の自然観察者が少なかったのでトラブルはありませんでした。
しかし、前日「えべつ自然散歩講座。道立野幌森林公園草原コース」で「絵かきむし探して草原へ」の観察会に参加していた時、3〜4人のストックを持った方が通り抜けました。
この際の状況から、自然観察者の脇をノルディック・ウォーキングに参加している大勢の人がすり抜けるのは難しいのではと感じました。
平易に述べると、「そこのけそこのけお馬が通る」状態になり、さらにウォーキング参加者が歩道脇の植生の上を通過するか、観察している人を植生の上に追いやること、つまり「植生の踏みつけ」となると思います。また、ウォーキング参加者のポールが歩道脇の植生を傷める可能性も高いのではないでしょうか。
  
以上述べたことはほんの一例ですが、運動系のイベントは野幌森林公園ではなく、滝野すずらん丘陵公園や白旗山競技場といった競技用のコースを利用するように指導されるよう要望いたします。
                                 以 上 


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