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活動報告の詳細
北広島市ボールパーク建設に華を!「ファイターズの森」
2019.05.14
下記内容の要望書を提出しました。

 北広島市は、「北海道日本ハムファイターズボールパーク」への交通アクセス向上として、2本の「新設アクセス道路の整備」を計画してますが、この「新設アクセス道路の整備」の1本(市道北進通り線〜市道大曲椴山線の区間、以下新設アクセス道路@)は、国の特別天然記念物・野幌原始林(59林班、60林班)に隣接するルートであり、こうした「新設アクセス道路」の整備は、「アジアNO1のボールパーク」構想を、単なる自然環境破壊の開発行為に貶めるものです。
特別天然記念物・野幌原始林は、隣接する樹林地が市街化調整区域であったことから「緩衝帯」となり、保全されてきたのです。特別天然記念物・野幌原始林を有する国有林と隣接する樹林地は、ひとまとまりの生態系であり、現状のまま、未来に引き継ぐことが望まれます。      
 新設アクセス道路@は、緩衝帯の役割を果たしてきた樹林地を分断化するものであり、「エッジ効果*」により、特別天然記念物・野幌原始林と樹林地を含む一体的な生態系の価値を失う可能性が高く、自然環境の「価値を失わせる大きな影響が危惧される」のです。新設アクセス道路@のルートは出来る限りJR千歳線沿いにすべきです。
 *エッジ効果は、生態学において、生物の生息地の境界部分が外部からの影響を強く受けることを示す。
        
 また、特別天然記念物・野幌原始林に隣接する緩衝帯と一体となっている道立自然公園野幌森林公園は、北海道100年記念事業の一環として道立自然公園(昭和43年5月)に指定されました。その面積は、2053haと広大であり、北海道らしさを感じさせます。都市近郊にある平地林としては、ウィーンの森(オーストリア)やフォンテンブローの森(フランス)など並び世界的に有名なところであり、北海道のランドマークの一つです。
 北海道では、「突硝山丘陵*」という自然環境を行政と私企業が保全・利用している前例がありますが、北広島市と日本ハム及び日本ハム球団が、協議・協力して、特別天然記念物・野幌原始林に隣接する緩衝帯を「ファイターズの森」にすることで、世界的に有名な道立自然公園野幌森林公園に倣い、世界に誇れる自然環境に配慮したボールパーク建設が可能と考えます。
 *「突硝山丘陵」(225ha)は、旭川市と比布町の境界にある有名なカタクリの群生地。この丘陵に、一時ゴルフ場開発計画が持ち上がりましたが、2000年に旭川市と比布町が協力して、都市緑地として保全し、南端は「男山自然公園」(男山株式会社、40ha)として利用されています。

                                    (なお、詳細は別資料参考)

 よって以下の項目を要望します。

1 市道大曲椴山線に連絡する新設アクセス道路は、出来る限りJR千歳線に隣接して在る「エルフィンロード」に寄せたルートで建設してください。

2 生物多様性保全の観点から、特別天然記念物・野幌原始林に隣接する周辺地域の自然環境をより広く「ファイターズの森」として、未来に遺してください。

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